「子どもの習い事、待ち時間をどう使う? “親の学び時間”に変える新しい習慣」

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子どもの習い事、“待ち時間”という見えない長期投資期間

子どもが習い事を始めると、親には新しい日常がやってきます。
送り迎え、待機、そしてまた迎え。
最初は「少しの時間だから」と思っていても、気づけばそれが何年も続く習慣になります。

多くの親がこの時間を、こう過ごしています。

  • 駐車場の車の中でスマホを見て過ごす
  • カフェでコーヒーを飲みながら待つ
  • 他の保護者と世間話をする

もちろん、それも悪くありません。
でもふと考えてみると、この「待ち時間」実はとてつもないボリュームになるんです。

計算してみよう:習い事の待ち時間、どれくらいあるの?

たとえば、あなたのお子さんが週2回、1時間の習い事に通うとします。
その間、あなたは送り迎えのために近くで待機している――という設定で考えてみましょう。

🔹 1週間あたりの待ち時間

→ 約2時間

🔹 1年間では?

→ 2時間 × 52週 = 約104時間

🔹 3年間続けると?

→ 約312時間

🔹 6年間なら?

→ 約624時間(=26日間分!)

つまり、6年間で丸々1か月近くの時間を「待つこと」に使っている計算になります。
しかもこの時間は、連続ではなく「細切れ」。
だからこそ、“すきま時間をどう使うか”が、これからの親の生き方を左右すると言っても過言ではありません。

「待ち時間=自分の時間」に変える3つのステップ

では、この待ち時間を“自分の成長時間”に変えるにはどうすればいいでしょうか?
忙しい親でも無理なく続けられる3つのステップを紹介します。

Step ① 音声読書で「ながら学習」

今の時代、「読む」だけが学びではありません。
通勤や家事中に人気の「オーディオブック(音声読書)」は、
習い事の待ち時間にもピッタリです。

代表的なサービス:

  • Audible(オーディブル):ビジネス書・自己啓発・小説など豊富
  • Voicy(ボイシー):著名人の音声配信、無料で聴ける
  • YouTube Podcast:興味あるテーマを英語や日本語で学べる

「耳で学ぶ」習慣を作れば、週に2時間でも1年で100時間分の“読書量”を確保できます。
それは、年に50冊以上読むのと同等の知識量です。

Step ② スマホだけで完結する“ミニ学習”

スマホ=SNSだけ、ではもったいない。
実は、短時間でもスキルアップできる学習ツールはたくさんあります。

おすすめアプリ例

  • Udemy / ストアカ:動画で学ぶビジネススキル・副業スキル
  • Studyplus / Duolingo:語学や資格勉強の管理
  • NewsPicks / SmartNews 学びチャンネル:時事・社会トレンドを効率的に

1回15分でも、「3年間で150時間」学べば、
資格1つ取れるレベルの知識が身につきます。
待ち時間が、未来のキャリア投資に変わります。

Step ③ “読書”を生活に取り戻す

最後はやはり、王道の「読書」。
静かな待機時間は、読書に最適です。
特にスマホやKindleを使えば、重い本を持ち歩かなくてもOK。

おすすめジャンル:

  • 心理学・自己啓発(親としての成長にも)
  • 教育・子育て(子どもの学びを深く理解できる)
  • ライフデザイン・働き方(自分の生き方を整える)

週に1冊ペースで読めば、6年間で300冊。
小さな積み重ねが、子どもが成長する頃、あなた自身も成長していることを実感できるでしょう。

「子どもが学ぶ時間=親も学ぶ時間」という発想

子どもがレッスンを受けている間、
親がスマホを眺めて時間を潰している――。

そんな光景はどこにでもあります。
でも、この時間は本来、親も一緒に“成長”できる時間です。

「子どもが学んでいる間、自分も学ぶ」
この姿勢を見せることは、教育的にも大きな意味があります。
子どもは親の背中を見て育つ。
つまり、親が学び続ける姿勢は、最高の教育なんです。

すきま時間を“積立学習”に変えるコツ

習慣化のポイントは、「ハードルを下げる」ことです。

  • 最初から完璧を目指さない
  • 1回15分を積み上げる
  • 結果を求めすぎず、「続けること」に価値を置く

複利効果と同じように、学びも時間をかけて増えていくもの。
小さな努力をコツコツ積み重ねることで、
数年後に「確実な変化」として返ってきます。


親として、ひとりの人として

子どもの成長とともに、自分の時間は減っていくように感じます。
でも本当は――
「子どもが頑張る時間」は、「自分を取り戻すチャンス」でもあるのです。

その数百時間を、ただ待つだけで終わらせるのか、
それとも自分を磨く時間に変えるのか。

その差は、数年後に大きく現れます。

まとめ:学び続ける親が、子どもに伝えられること

  • 習い事の待ち時間は、3〜6年で数百時間に
  • スマホを「学びの道具」に変える
  • 音声読書・スマホ学習・読書で“ながら成長”
  • 親も学び続ける姿勢が、子どもの未来を変える

終わりに

あなたが子どもを見守るその時間、
実はあなた自身の未来を形づくる“貴重な投資時間”です。

「待つ」だけではなく、「育つ」時間へ。
子どもと一緒に、自分の人生も育てていきましょう。

aihei

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